『RANGE』を読んで思った。寄り道してきた人生、むしろ武器になるかもしれない

読書のススメ

どーも、Hideicです。

このブログでも自己啓発本をかなり紹介してきました。

習慣を整える。

環境を変える。

アウトプットする。

失敗を恐れない。

かなり実践してきたつもりです。

それでも、ときどき思うんですよ。

「結局、才能ある人には勝てんのちゃう?」

さらに、

英語もやりたい。

AIも知りたい。

本も読みたい。

美術館も行きたい。

子どもの興味にも付き合いたい。

そしてふと、

「俺、いろんなことに手を出しすぎて遠回りしてない?」

と不安になる。

そんな私に刺さったのが、デイビッド・エプスタイン著
**『RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる』**でした。日本語版は2020年に日経BPから刊行されています。

読み終わった感想。

寄り道、そんなに悪くないぞ。

むしろ今の時代、それが武器になるかもしれない。

タイガー・ウッズ型だけが成功ルートじゃない

本書の冒頭で登場するのが、タイガー・ウッズ。

幼いころからゴルフに特化して練習し、世界のトップへ。

チェスのポルガー姉妹も、幼少期から集中的な教育を受けて成功した代表例として登場します。

こういう話を見ると、

「やっぱ小さいころから一つに絞らないとダメなんや」

と思いますよね。

ところが本書は、

「ちょっと待て」

と言う。

ゴルフやチェスのように、ルールが安定し、同じパターンが繰り返され、正しいフィードバックがすぐ返ってくる世界は**“親切な学習環境”**。

一方、現実の仕事や人生はどうでしょう。

ルールが変わる。

正解が分からない。

結果が出るのは何年も後。

昨日の成功パターンが今日通用しない。

完全に、

意地悪モード。

こういう世界では、狭い経験だけではなく、いろんな分野を渡り歩いた経験が問題解決に効いてくる。

これ、子育てにもかなり刺さりました。

「子どもに何をやらせたい?」

と聞かれることがあります。

今なら、

なんでもええ。

と思います。

スポーツでも。

音楽でも。

絵でも。

虫でも。

電車でも。

途中で飽きてもいい。

その経験が、次の何かにつながるかもしれない。

親が最短ルートを決めるより、

本人が「これ面白い!」をいっぱい見つけること。

それをサポートしたいと思いました。

最新技術だけ追っても、イノベーションは生まれない

そしてめちゃくちゃ好きだったのが、任天堂の横井軍平さんの話。

横井さんが大切にしていたのが、

「枯れた技術の水平思考」

という考え方です。

最先端技術を追いかけるのではなく、すでに成熟して安く使える技術を、別の使い方で組み合わせる。

その発想からゲーム&ウオッチやゲームボーイなどにつながっていきます。

ゲームボーイ、私もめちゃくちゃ遊びました。

でも考えてみれば、

「最先端だから売れた」

わけじゃないんですよね。

人が何を楽しむか。

そこが先。

これ、仕事にも使えそうです。

他部署のやり方。

昔使っていた方法。

子どものおもちゃ。

絵本。

美術館。

料理。

全部、

「これ、別の問題に使えんかな?」

という目で見る。

最近子どもと読んだ『もこ もこもこ』なんて、教科書的なストーリーではないのに、なぜか繰り返し見たくなる。

その「意味は説明できんけど気になる」の正体を考えて、

プレゼンや商品づくりに応用してみる。

そう考えたら、

日常全部が教材になります。

「仕事と関係ないこと」が大発見につながる

そして最後に刺さったのが、科学者Oliver Smithiesの

“Saturday morning experiments”

です。

平日の研究テーマとは離れて、土曜だけは自由に試す。

「これ何か面白そう」

くらいで実験する。

そんな自由な試行錯誤の中から、でんぷんゲルを使った電気泳動の重要な進展につながりました。

これ、めちゃくちゃいい。

だから私も、

美術館。

お寺。

歴史。

料理。

子どもの遊び。

「自分の専門と関係ないから」

で切り捨てるのをやめたい。

Hideic版・土曜の朝の実験。

人生そのものを実験室にする。

それくらいでいい。

「遅れている」と思わなくていい

そして本書の最後に残るメッセージ。

「自分は遅れている」と思わないこと。

周りを見ると、

もう専門家になっている人。

もう結果を出している人。

若くして成功している人。

いっぱいいます。

でも、その人のルートと自分のルートは違う。

回り道して、

寄り道して、

興味が変わって、

また別の世界へ行く。

その全部が、

あとで一本につながるかもしれない。

夕暮れの公園で子どもとブランコに乗りながら、

「この子にも、自分にも、急いで一つに決めなくていいんやな」

と思いました。

幅広く見る。

試す。

楽しむ。

つなげる。

そして、ときどき誰も思いつかなかった組み合わせを見つける。

それがRANGE。

人生、

最短距離じゃなくてもいい。

寄り道したぶんだけ、使える地図が増える。

そう思わせてくれる一冊でした。

みなさんも一緒に、

レンジ、広げていきましょう。

それでは、にんにん。

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