『7つの習慣』の第3の習慣で、冒頭に2つの質問が投げかけられます。
- 今はやっていないけれど、日常で続ければ私生活に大きなプラスをもたらすことは?
 - 同様に、あなたの仕事・専門分野で大きな成果を生む行動は?
 
私の場合、答えはこうでした。
1つ目は「育児やホルモンバランスが不安定な妻との関係を良好に保つこと」。
2つ目は「パソコンスキルを磨くこと」。
改めて考えると──これこそが“最優先事項”なのです。
時間管理のマトリックス──4つの領域
コヴィー博士は有名な「時間管理のマトリックス」を提示します。
- 第1領域:重要かつ緊急(危機対応、締切のある仕事)
 - 第2領域:重要だが緊急でない(予防、人間関係づくり、計画、自己研鑽)
 - 第3領域:緊急だが重要でない(飛び込みの電話やメール、不要な会議)
 - 第4領域:緊急でも重要でもない(暇つぶし、無意味な雑用、快楽だけの娯楽)
 
私の日常を振り返ると、第1領域に追われ、最後は第4領域で一息つくパターン。
「今日も頑張ったな!」とストロングチューハイ片手にからあげくん──これ完全に本に書いてある悪い例そのものじゃん…と苦笑いしました。
第二領域に時間を注げ
本当に大切なのは、第2領域。
人間関係を育むこと、健康を守ること、新しいスキルを身につけること。
冒頭の質問で出した「妻との関係」や「パソコンスキル」もここに入ります。
つまり、“緊急ではないけれど人生を変える種”に投資することが、最優先事項を優先するということ。
時間管理の進化──第1世代から第4世代へ
コヴィー博士は「時間管理の進化」についても触れます。
- 第1世代:単なるToDoリスト
 - 第2世代:予定表でスケジュール管理
 - 第3世代:優先順位をつけて効率化
 - 第4世代:価値観・ミッションに基づいた人生全体の設計
 
つまり、単に効率的にタスクをこなすのではなく、自分の内面の価値観に根差してスケジュールを立てることがゴールなのです。
デリゲーション──人を信じて任せる力
印象的だったのは「デリゲーション(委任)」の話。
私は正直、細かい指示を出してしまうタイプで、後輩が目を輝かせていないのを見て反省しました。
コヴィー博士が紹介する「息子に芝生の掃除を任せる話」にはハッとさせられました。
全面的に信頼して任せることで、任せた側も任された側も大きな成長と成果を得る。
「信頼」ほど人を動かすエネルギーはない、と強く感じました。
まとめ──自分のレンズを変える
第3の習慣は、単なるスケジュール術ではありません。
「緊急かどうか」ではなく「重要かどうか」で人生を選択する習慣。
そのカギは、自分の中にある価値観と原則です。
私もからあげくんに逃げず、第二領域にフォーカスする人生へシフトしていきたいと思います。
これで「私的成功」を築く最初の3つの習慣が揃いました。
次はいよいよ「公的成功」──人との相互作用を通じて大きな成果を生む第4の習慣です。
一緒にこの成長の旅を続けましょう!
  
  
  
  
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