『人生の経営戦略』を読んで思った。自分の人生、わりと雑に経営してないか?という話

読書のススメ

どーも、Hideicどえす。

前回読んだ山口周さんの
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』
が想像以上に面白くて、「この人の本、他にも読みたいな」と思っていたんです。

そんな流れで手に取ったのが、今回の一冊。
『人生の経営戦略 自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト』

……タイトルからして、なんかもう強い。
「人生」と「経営戦略」がくっついてる時点で、
え、なに?
自分の人生を会社の幹部みたいに考えろってこと?
と、若干たじろぎます。

でも読んでみると、これがかなり面白い。
しかも、意外なくらいわかりやすい。

難しい経営用語を振り回してくる感じではなく、
「自分の人生をどうポジショニングし、どう戦い、どう満足度の高い方向へ持っていくか」
を考えるための視点が、かなり整理されているんです。

読後の感覚としては、
「人生を考えるときの武器が一つ増えた」
これがいちばん近いかもしれません。

今、
“このままでいいのかな”
“自分って今後どう生きるのがいいんだろう”
と、少しでもモヤついている人には、かなりおすすめしたい一冊でした。

この本を読んでまず刺さったのが、
「自分はちゃんといいポジショニングができているか?」
という問いです。

これ、仕事でも人生でもめちゃくちゃ大事なのに、意外と深く考えないですよね。

就職活動のときって、
「聞いたことある会社だから安心そう」
「売上が大きいから安定してそう」
「初任給がまあまあいい」
「なんとなく面白そう」
みたいな感じで選びがちじゃないですか。

……はい、私もそういうところありました。

でもこの本では、そういう“なんとなく”だけでは弱いと教えてくれます。
大事なのは、みんなが群がる場所にそのまま飛び込むのではなく、自分なりの強みが活きる場所を見つけること
しかも、ときには逆張り気味に、まだ人が注目していない分野に張ることが重要だと語られます。

これ、読んでいて
「ああ……就活中に知りたかった……」
と、静かに天を仰ぎました。

みんなが今「これ熱い!」と飛びついているものは、すでに競争も激しい。
それよりも、今は地味でも、自分がやってみて「これ意外と得意かも」「なんか好きかも」と思えることに若いうちから触れておく。
そうすると、時代がそっちに向いたときに、一気に価値が出る。

本の中でも、こうした考え方に通じる話があり、今の生成AIの広がりなんかも「まさにそういう例だよな」と思わされました。

それと、かなり腑に落ちたのが、
ちゃんとした思想を持った会社を選ぶことの大切さ
です。

単に利益最優先ではなく、
環境問題や倫理、持続可能性みたいな「長い目で見て正しいこと」にきちんと向き合っている企業。
一見コストがかかっても、やるべきことをやる。
そういう会社のほうが、結果として信頼を集め、人も集まり、長く繁栄していく。

これって企業の話であると同時に、個人にもそのまま当てはまるなと思いました。

結局、目先の得だけで動く人より、
「この人はちゃんとしてる」
と周りから思われる人のほうが、長い目で見て強い。
いわば“信頼貯金”ですよね。

このあたりは、かなり納得感がありました。

さらによかったのが、
出世が必ずしも人生の正義ではない
という視点です。

もちろん、出世したい人はそれでいい。
でも、全員がそこを最優先にしなくてもいい。

家族や大切な人とのつながりをちゃんと育てること。
その時間を大事にすること。
一見すると遠回りに見えても、そういうことが長期的には人生全体の満足度につながる。
これは最近の自分にもかなり刺さりました。

つい仕事の成果とか、社内での立ち位置とか、目に見える評価ばかりに意識が向きがちだけど、
人生ってもっとトータルで経営するものなんですよね。

この本はビジネス寄りの言葉で書かれていますが、読後に残るのは
「結局、自分の人生全体をどう設計するか」
という問いです。

世の中を鵜呑みにせず、ちょっと批判的に見る。
そのうえで、したたかに動く。
影響力を獲得する。
必要なら企業を動かし、社会にも働きかけていく。

そんなふうに、
“自分の人生を自分で取りにいく”
感覚を持ちたい人にはかなり向いている本だと思います。

しかも最後には、著者自身の学びの源泉になっているブックガイドまでついている。
「もっと深掘りしたい」という読者へのフォローまで抜かりない。
こういうところも、実にありがたいです。

『人生の経営戦略』は、
ただの自己啓発本ではありません。
モヤモヤした人生に、経営視点という地図を与えてくれる本です。

人生をなんとなくで進めたくない人。
仕事だけじゃなく、家族や幸福も含めてちゃんと考えたい人。
そして胸の奥に
「このままじゃ終わらんぞ」
という静かな熱を持っている人。

そんな人には、かなりおすすめです。

ぜひ一読を。
それでは、にんにん。

コメント

タイトルとURLをコピーしました