はじめての育児が始まり、私たち夫婦が最初に直面したのは、「夜の赤ちゃん対応」でした。
当初は、妻・私・赤ちゃんの3人で同じ部屋に寝て、夜22時から朝6時まで一緒に過ごしていました。しかし、現実は理想通りにはいかず――。
赤ちゃんは3時間ごとに泣き、お腹が減ったりオムツを替えてほしいと泣きます。私はもともと眠りが深く、赤ちゃんの泣き声に気づかず寝てしまうことも多々ありました。
その分、妻が毎回夜中に目覚めて対応。産後の回復期で体も痛い、ホルモンバランスも乱れている中で、妻の疲労は日々積み重なっていきました。
私は「申し訳ないな…」と思いつつも、昼間に家事や育児を頑張ってカバーしようとしましたが、1週間も経つと妻の疲労と苛立ちがピークに。
ついに「夜の対応が不公平すぎる!」と妻が声を上げました。
調べてみると、出産直後の6~8週間は「産褥期」と呼ばれ、体が妊娠前に戻る大事な回復期間。
交通事故で全治2~3カ月と言われるほどのダメージが体に残っていると知り、改めて「夜も育児を分担しないと…」と考え直しました。
ヒントは“家系ラーメン”の創始者から
そんなある日、買い物帰りにぼんやりと歩きながら、ふとYouTubeで見た「吉村家」創始者のエピソードを思い出しました。
吉村さんは創業者なのに、毎日夜中2時から厨房でスープを仕込み続けている…その情熱と生き方に強く感動したんです。
「だったら自分も夜中に起きて、赤ちゃんの世話と同時に自分のスキルアップにも使えたら、一石二鳥…いや四鳥くらいになるかも?」
そうひらめいて、帰宅後すぐに妻に相談。
もともと私は早寝早起き、妻は夜型のライフスタイルだったこともあり、
夜19時~早朝2時を私の睡眠、2時~朝9時を妻の睡眠という“シフト制”に変更してみました。
夫婦で分担シフト&「リフレッシュ休暇」の導入
この新しい“夜シフト制”にしたことで、
お互いにまとまった睡眠時間が確保でき、ストレスも激減!
「ありがとう」「おつかれさま」と言い合える余裕も生まれ、夫婦関係にも良い変化が現れました。
さらに「育児にもリフレッシュ休暇が必要だよね」と話し合い、
私が火曜日、妻が木曜日とそれぞれ“自分の好きなことだけできる休暇日”を週1回作りました。
ルールはシンプル。朝10時~夕方17時は完全ワンオペ育児&家事担当。
その日は、外出しても家でゆっくりしてもOK。リフレッシュ休暇の人は夕食準備もお風呂もフリーです。
このルールにより、普段できない観光やランチ、温泉など心身のリフレッシュができる上に、ワンオペのシミュレーションにもなる。
仕事復帰後の育児にも大いに役立つ練習期間となりました。
育休の“時間”は自己投資のチャンス
夜中の赤ちゃん対応タイムには、
ただ育児をするだけでなく、英語や資格の勉強・趣味など「自分磨き」の時間にも活用。
「自分の人生をどう豊かにするか」という目線で時間を捉え直すと、
育児も人生もよりポジティブに、楽しく感じられるようになりました。
育児休暇を考えるあなたへ 一歩踏み出す勇気を
育休を取ると、どうしても「家にいるのにうまく育児や家事を回せていない気がする」「パートナーとの役割分担でモヤモヤする」そんな悩みも出てきます。
でも、夫婦で率直に話し合い、柔軟に分担を見直し、時には“リフレッシュ休暇”も取り入れる
これだけで、想像以上に家庭が明るくなり、育児も前向きに楽しめるようになります。
もし、あなたがこれから育児休暇を考えていたり、
「時間の使い方に悩んでいる」「夫婦でストレスがたまりがち」という方がいたら、
ぜひこの“夜シフト制”や“リフレッシュ休暇”の導入を検討してみてください。
最後に、夫婦の会話のきっかけにもなった「吉村家創始者」のYouTube動画リンクもご紹介します。
年齢を超えた情熱は、人の心を動かす――。
ぜひ、みなさんもご覧になって、明日へのエネルギーをもらってください!
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