【プロローグ】『7つの習慣』を再読して気づいた“人生を変える前置き”

読書のススメ

「あなたの人生を変えた本は何ですか?」
もし私がそう聞かれたら、迷わずこう答えます。
それはスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』。自己啓発本のキングと呼ばれる、まさに人生のバイブルです。

実は1年前に一度読み終えていたのですが、最近になってもう一度手に取りました。なぜかというと、今の私の状況が前とはまったく違うからです。あの頃はただ仕事に追われていましたが、今は育児という新しいステージの真っ只中。この本には、仕事だけでなく、家庭や人間関係すべてに通じる“生き方の核”が詰まっていると、改めて思い出したのです。


なぜ再読するのか?

「7つの習慣」は読んで満足するだけでは意味がありません。
頭では「なるほど」と理解していても、実際の生活に落とし込めているかと言われると、自信を持って「はい」と答えられない自分がいる。コヴィー博士自身も「この本は繰り返し読むべきだ」と言っていますが、まさにその通り。読むたびに新しい発見があり、その時々の自分に必要なメッセージが見えてくるのです。

ただし……この本、正直に言って長い。そして濃い。
読み終わる頃には最初の細かい部分を忘れてしまう危険性大。だからこそ今回は、私が“これは絶対シェアしたい”と思ったポイントを、ブログ記事として8回シリーズでまとめていくことにしました。

「え?7つの習慣なのに8回?」
そう、実は本編に入る前に、絶対にスルーできない“プロローグ”が存在するんです。


コヴィー博士が伝えたかった本当のこと

自己啓発書というと、「明日からできる!即効テクニック集」みたいな本が多いですよね。もちろんそれはそれで役に立ちます。でも、コヴィー博士はそこに警鐘を鳴らしています。

「テクニックだけでは人は変われない。本質は“人格”にある」

つまり、成功の基盤は“内面”にあるということです。人格を磨かずにテクニックだけ追い求めても、一時的な成果は出ても結局元の木阿弥。私自身、耳が痛い話です。つい即効性やハック的なものに飛びつき、肝心の土台作りを後回しにしてしまう。でも長期的に見れば、人格を高めることこそが最大の投資なんですよね。


パラダイムシフト──ものの見方を変える

コヴィー博士が最初に語るのは「パラダイムシフト」。
人は「自分の見方」で世界を判断しているにすぎない、という考え方です。

コップに水が半分あるときに「半分しかない」と思うか「半分もある」と思うか。これがパラダイムの違いです。
私たちの人生は、この見方ひとつで大きく変わる。だからこそ「自分は正しい」という前提にとらわれず、視点を変える柔軟さが必要なんです。


PとPCのバランス──成果と能力の両立

もうひとつ大切なのが「PとPCのバランス」。

  • P(Production):成果
  • PC(Production Capability):成果を生み出す能力

短期的な成果だけを求めてPCを犠牲にすると、いずれ行き詰まります。
たとえば、工場で機械をフル稼働させて生産量を増やしても、メンテナンスを怠ればやがて故障して何も作れなくなる。これと同じです。

これは育児にも直結します。親の都合で子どもに一方的に言うだけではなく、子どもを一人の人として尊重する。そうして築く親子関係こそが、未来の“PC”なんだと強く感じます。


最高の投資は自分を成長させること

コヴィー博士はこう語ります。
「自分を成長させる道は決して平坦ではない。しかし、それに勝る投資は存在しない」

この言葉に、背中を押されました。確かに成長は楽ではありません。でも、それこそが“至高”への道なのだと。


まとめ:ここから始まる7つの習慣

というわけで、今回は“プロローグ”として「パラダイムシフト」と「P/PCバランス」を紹介しました。

いよいよ次回からは、**第1の習慣「主体的である」**に入ります。
ここが本当に大事なスタート地点。私たちが「環境や他人のせい」にせず、自分の選択に責任を持つという考え方です。

一緒に、変化と成長の扉を開けていきましょう!

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